木曜日, 2月 15, 2001

第0回①「勉強すると言うこと」

 かつて、私の開いていたサイトでの「エッセ」みたいなものです。
 みなさんは「勉強」という言葉を聞いてどういう思いを持ちますか。やっぱり勉強は嫌だなぁと思う人もいれば、どちらかというと好き、興味あるモノはやっていて楽しい等思われるでしょう。
小学校の頃の勉強を思い出してみてください。ある強い信念、目標を持って勉強していた人は皆無ではないでしょうか。中学受験はどうなの?と思われるかもしれませんが、自分で決意して...という人はなかなかいないと思います。話は戻って、先生から親から言われて何となくという感じだったのではないでしょうか。でも今の生活には役に立っているという感じでしょう。計算、漢字の読み書きetc...
 中学へ進み、数学という分野が出てきます。他の教科というのはどちらかというと延長線に乗っている感じ。あの時やった「図形の証明」・・・今も使っている方はどれだけいるかは、聞くまでもないでしょう。だからといって無駄であったのでしょうか。僕はそうは思いません。あんた何言うてるの?と思う方、よく考えてみてください。
 証明というのは、「AであるからBである。もしBがCであったらどうなるか→Cでは不適だから、 Bのみである→DがあるからAとBは同じである...」みたいに進めていきます。
 このような考え方は人が生きていく上で大変必要な事なのです。いろいろ考えながら生きていくことほど面白いものはありません(考えすぎるのは困りますが...)。しっかりと地に足をつけて、一歩ずつ確実に進んでいく。時には、ずれてもいいです。そこからまた進んでいくことはできます。何か数学的思考に通ずるモノがあるとは思いませんか。
 「証明」にはゴールがありますが、人生にはあるのでしょうか。思うに答えはNoです。ある目標が達成されれば、そこが新たなスタートになるのです。(別のテーマなので人生を終えたあとの話は割愛します)
 「人生是勉強」。僕の座右の銘です。資格試験何ぞやを言ってるのではありません。人が生きていく上で何かしら学ぶモノはあると思います。そして「積極的好奇心」をなくした時点で人生は形骸化するのではないでしょうか。前にも書きましたが、誰のために生きているのか、何の為に生きているのか...
何かしら信念を持てば、いろいろ見えてくると思います。いつでもアンテナを張って!